スマホの対応バンドとは?バンドの特徴や対応バンドの見方,注意点を解説-大手キャリアの対応バンドも紹介

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こんにちは。もしキャリアの回線契約とは別でSIMフリー版や海外スマホを用意するときに注意することの一つに対応バンドを確認することがあります。

そこで今回はスマホの対応バンドと大手キャリアの対応バンドも紹介したいと思います。

目次

対応バンドとは?

スマホの対応バンドとはスマホが使うことのできる電波の周波数帯(バンド)域です。

通信の電波は各キャリアが出していますが通信の混線を防ぐために各キャリアによって対応しているバンドが異なっています。

スマホがバンドに対応していないとSIMを入れてもモバイルデータ通信でインターネット通信ができません。

ですので,スマホと回線契約を別々で行う場合にはしっかりとバンドを確認する必要があります

バンドの主な特徴

バンドの周波数帯の特徴として基本的には周波数帯が高いと送ることのできるデータが多くなるので通信速度は速くなりますが波が光の性質に近づくので直進的な動きになり遮蔽物の影響を受けやすくなるので電波が届きにくくなります

逆に周波数帯が低いと通信速度は遅くなりますが,回折により電波が遮蔽物を回り込むので電波の届きがよくなります。

このようにバンドは周波数によっていくつかの特徴がありますので紹介したいと思います。

プラチナバンド

700MHz〜900MHzのバンド(Band8,18,19,26)を特にプラチナバンドといいます。

プラチナバンドは周波数帯が低いので通信速度は遅いのですが電波が広範囲に電波をとどけることができるので対応していれば、電波を遮りやすい山間部や屋内で快適に通信することができます

プラチナバンドに対応していないと電波が遮蔽物などにより途切れてしまうことがことがあるのでスマホがプラチナバンドを持つかどうかは重要な要素になります。

バンド26

Band26MFBI(Multi Frequency Band Indicator)という複数のバンドで同じ周波数を利用できるようにする技術に対応していればBand 18,19を使うことができます。

つまりBand26に対応している端末ではBand18,19も利用できることになります。

また逆にBand19もBand26で利用できます。

5Gのバンド

最近よく話題に上がるようになってきた5Gですが、5GにはSub-6(n77、n78、n79)とミリ波(n257)があり、ミリ波は超高速通信が可能性です。

ですがミリ波はカバーできる範囲が狭いのでまだまだそこまで普及していません。

なので5Gに対応しているスマホを使いたい方はSub-6のバントをしっかりと確認しましょう。

キャリア回線の主要バンド

ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの主要通信周波数帯域を紹介したいと思います。

スマホを購入する際は以下の対応バンドを確認しましょう。

特にプラチナバンドと5Gのバンドに対応しているかどうかは大事な要素なのでしっかりと確認しましょう。

高速通信を行うBand1(2.0-2.1GHz)はドコモ,au,ソフトバンク共通で使うことができます。

スクロールできます
docomoauソフトバンク楽天モバイル
4GバントB1319、21、28、42B13、11、1826、41、42、B138、11、28、42B31826
5Gバントn78、n79、n257n28、n77、n78、n257n28、n77、n78、n257n77、n257
キャリア回線の主要バンド

ドコモの周波数帯域

ドコモは山間部のようなエリアでも電波が比較的繋がる傾向にあります。

4Gは高速通信を行うBand1,プラチナバンドであるBand19に対応していれば問題なく使用できます。

5Gはn78,n79,n257を使うことができます。

また海外スマホを検討している人は最近はあまり見かけなくなりましたがプラチナバンドであるBand19に対応していないことが経験的に多かった気がしますのでしっかりと確認しましょう。

auの周波数帯域

auは4GでプラチナバンドのBand18もしくはBand26に対応していれば快適に使うことができます。

また5Gではn77,n78,n257に対応しています。

ソフトバンクの周波数帯域

ソフトバンクでは4Gで高速通信を行うBand1もしくはBand3,プラチナバンドのBand8に対応しているかどうかを確認しましょう。

余談ですがBand8は海外でもそれなりに使われているバントなので、海外版のスマホとソフトバンクの周波数帯域とは相性がいいです。

海外版のスマホについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

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5Gはn77,n257を使うことができます。

楽天モバイルの周波数帯域

楽天モバイルはそれなりに自社で繋がる回線が普及してきましたが、まだまだエリアが狭い状態です。

楽天モバイルの周波数帯域はBand3,Band18,26に対応しています。

楽天モバイルのBand18,26は、au回線とのパートナー回線です。なので楽天モバイルはプラチナバンドを自社でもっていないことになります。

ですが総務省が2023年10月23日に700MHz帯の基地局開設計画について楽天モバイルを認定したと発表しました。

なので楽天モバイルは現在、2024年中に700MHzのプラチナバンドのサービス提供を目指しています。

参考

5G

引用:https://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/eidsystem/competition12_02.html

4G LTE

引用:https://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/eidsystem/competition12_02.html

格安SIM

格安SIMは上の大手キャリアのどれかの回線の電波を借りて運営されています。

格安SIMを販売しているMVNOはドコモの回線を借りていることが多い傾向にあります。ですので格安SIMの場合は契約しているプランなどを確認しましょう。

大手キャリアと格安SIMの違いについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

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スマホの対応バンドの確認方法

スマホの対応バンドの確認方法は簡単でスマホの機種名と販売先を控えて調べましょう。

例えばPixel 7 Proの公式サイト(SIMフリー)にはこのように記載されています。

引用:https://store.google.com/jp/product/pixel_7_pro_specs?hl=ja

このスペック表から読み取れることはすべてのキャリアの4G,5GのSub6とミリ波に対応していることが分かります。

このようにスマホの対応バンドを確認することができます。

スマホの対応バンドの注意点

スマホをキャリア以外で買うときには同じモデルのスマホを買うときに注意しないといけないことがあります。

それは同じモデルのスマホでもキャリア版とSIMフリー版海外版などでは対応バンドが異なることがあります

ですので同じスマホでもしっかりと対応バンドを確認しましょう。

まとめ

今回はスマホの対応バンドと大手キャリアの対応バンドも紹介しました。

近年国内で購入するスマホは基本的にすべてのキャリアに対応していることが多いですが、一部機種や海外版のスマホにおいては対応していないバントがあるなんてことがあります。

もしも契約しているキャリアとスマホの対応バンドが異なってしまっていたら通信ができなくて大変ですのでこれを参考に対応バンドを確認しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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