スマホの生体認証の顔認証と指紋認証それぞれの種類,特徴とメリットデメリットを解説
こんにちは。最近のスマホのロック解除には主に顔認証と指紋認証が使われています。
それぞれどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか?
そこで今回はスマホの顔認証と指紋認証それぞれの種類,特徴とメリットデメリットについて紹介したいと思います。
指紋認証の方式
指紋認証には指紋を読み取るためにいくつかの方式があります。
静電容量方式
指紋センサーの部分に指を当てると指先に微弱な電流が流れて指先とセンサーの部分の間がコンデンサのような働きをし,静電容量が発生します。
そして指紋の凹凸部分の電荷の差をデータ化して,指紋として認識します。
この静電容量による指紋認証を行うことを静電容量方式といいます。
静電容量方式のメリットとして省電力で精度が高い傾向にあります。
デメリットは指先が湿っていたり逆に乾き過ぎていると電位差が上手く感知できなくて反応が悪くなります。
画面内指紋認証
今のandroid端末で主流になりつつあるのが画面内指紋認証です。
画面内指紋認証とはその名の通り画面内に指紋認証センサーを埋め込み指紋認証をする方法です。
主に光学式と超音波式というものがあります。
光学式
光学方式は画面内指紋認証のスマホの多くに採用されている方式です。
指紋の下に光を当てることで指紋の凹凸の光の反射の違いを認識して指紋を認証する方式です。
メリットは部品点数が少なく低コスト,省スペースで実装することができます。
デメリットは指紋を二次元的に認証しているので認証エリアが狭く精度も高くなく,認証速度も速くありません。
また理論上高解像度な指紋の写真などのデータで認証を突破することができてしまいます。
超音波式
超音波式は光学方式の弱点を克服した指紋認証技術です。
超音波式は指紋に超音波を当て跳ね返ってきた超音波の強さや角度などを測定して立体的に指紋認証する方法です。
メリットとして超音波は皮膚内部の血流なども測定することができるのでよりセキュリティ性が高く,指先の湿り気や汚れに影響を受けにくいので精度も高く認証も速くさらに,認識できるエリアも広いです。
デメリットはセンサーなどが高額でスマホの値段が高くなる傾向にあります。
顔認証の方式
カメラ式
カメラ式は一般的に普及している顔認証です。
スマホのインカメラをつかい事前に登録された顔と照らし合わせて目や鼻,口の位置や特徴を素早く一秒以内に認識し,認証します。
メリットは対応している端末が多くあり,導入が容易であるという点です。
デメリットは二次元的に認証をするので精度が高くなく比較的認証も遅めで,光などの影響を受けやすい点です。
赤外線式
赤外線式はカメラ式の認証に加えて赤外線センサーを追加して顔を立体データとして認識できる顔認証です。
赤外線を顔に当てて立体的な形状を記憶することができるので,より詳細な顔の形状を認識して認証をすることができます。
メリットは三次元的な認証が可能になるので精度が高く,認証が速いことです。
デメリットは別途センサーが必要になるので対応している端末が少ない点です。原因iPhoneとほんの一部のandroidでしか対応されていません。
指紋認証のメリットデメリット
メリット
- 正確で速い認証をすることができる
- マスクなどで顔が隠れていても認証ができる
正確で速い認証をすることができる
指紋認証のメリットは正確で速い認証をすることができることにあります。
画面ロックを解除する時などにパスコードを入力するときより速く指紋認証なら認証することができます。
マスクなどで顔が隠れていても認証ができる
指紋認証は顔認証とは違い指紋さえあれば認証することができます。
なので現在つける機会が増えたマスクなどをしていたり,顔が隠れている状況であっても指紋認証であれば問題なく認証することができます。
デメリット
- 指紋が薄い人だと認証が使えない
- 眠っている時など無防備な状態に弱い
指紋が薄い人だと認証が使えない
指紋が生まれつきや何らかの原因で薄くなっていると指紋認証が使えないことがあります。
眠っている時など無防備な状態に弱い
指紋認証は顔認証と違い目をつぶっていたり,眠っている状態などを感知できないので寝ている間にも指紋認証ができてしまいます。
どうしても指紋認証を突破されたくない場合はスマホの電源を切っておきましょう。
電源を切ってさえいればほぼすべてのスマホで再起動時にパスコードを要求されるので安全です。
顔認証のメリットデメリット
メリット
- ロックの解除が手軽
ロックの解除が手軽
顔認証はロック解除が顔を向けるだけでできるので手軽にできます。
デメリット
- 顔が隠れていると使えない
- スマホを顔の正面に持っていかないといけない
顔が隠れていると使えない
顔認証は基本的に顔が隠れていたりすると使えないです。
スマホを顔の正面に持っていかないといけない
顔認証を使うにはスマホに顔の正面も持って行かなければなりません。
ですので机の上に置いたりしながら顔認証をつかうことができません。
まとめ
今回はスマホの顔認証と指紋認証それぞれの種類,特徴とメリットデメリットを紹介しました。
顔認証指紋認証どちらも一長一短がありますのでどちらも搭載されているスマホを買うことをおすすめします。
android端末には両方搭載されている機種がそれなりにあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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