realme GT7 Pro 実機レビュー!約8万円で手に入る最強コスパスマホ
こんにちは。
中国版のrealme GT7 Proを実費で入手しましたので、使い勝手をレビューしていきたいと思います。
realme GT7 Pro(真我 GT7 Pro)はrealmeが中国向けに販売するスマホとなっています。
realme GT 7 Proの主な特徴として
- Snapdragon 8 Elite
- 6,500mAhのバッテリー
- 最大120倍のデジタルズームを含むトリプルカメラ
- 超音波式の指紋認証
- 防水防塵性能対応(IP68,69)
という特徴があり、価格が約7、8万円ながら、Snapdragon 8 Eliteを搭載し、その他のスペックもかなり高水準でまとまっていることが売りのスマホになると思います。
- 比較的低価格ながら現状最高レベルのスペック
- 本体の質感がとても高い
- バッテリー持ちがかなり良い
- 望遠性能が思いのほか高い
- 超音波式の指紋認証に対応
- 防水防塵性能対応(IP68,69)に対応
- スピーカーの音質があまり良くない
- 中国版のrealme UI 6.0は慣れればそれなりに使いやすいが、中国版のものなので癖はある(BLUがやや面倒)
- ワイヤレス充電非対応
パッケージと外観、特徴、スペック
パッケージはこのようになっています。
付属品はケース、充電器、ケーブル、説明書のような紙が付属しています。
カラーは火星(オレンジ)、星迹钛(グレー)、光域白(ホワイト)の3色展開となります。今回は星迹钛を選択しました。
質感はかなり高く高級感もあります。
最近のスマホらしくカメラは大きめのものとなっています。なので、ケースを付けないで机などに置くとスマホがやや傾きます。
サイズは162.45mm×76.89mm×8.55mmと大きめのスマホとなっています。
また、メモリ・ストレージは12GB+256GB、16GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB、16GB+1TBの組み合わせとなります。今回は12GB+256GBの組み合わせを選択しました。
重量は実測値で227gとそれなりにずっしりと来る重いスマホです。
スペック表
性能(抜粋) | realme GT7 Pro |
SoC | Snapdragon 8 Elite |
OS | realme UI 6.0(Android 15) |
ディスプレイ | 6.78インチ, 有機EL |
解像度 | 3168×1440 |
ppi | 450 |
リフレッシュレート | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 2160Hz |
ストレージ | RAM:12 / 16GB (LPDDR5X) ROM:256 / 512GB / 1TB(UFS 4.0) |
カメラ | アウトカメラ 50MP メインカメラ,IMX906,OIS,F値1.8 超広角カメラ,F値2.2 50MP 望遠カメラ,IMX882,OIS,F値2.65 トリプルカメラ 前面カメラ 16MP,F値2.45 パンチホール |
バッテリー容量 | 6,500mAh |
充電 | 有線最大120W |
重量 | 222.8g |
サイズ | 162.45mm×76.89mm×8.55mm |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be |
4Gバンド FDD-LTE | B1/3/4/5/8/18/19/20/26/28A/66 |
4Gバンド TD-LTE | B34/38/39/40/41 |
5Gバンド | n1/3/5/8/20/28A/38/40/41/66/77/78 |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
防水防塵・耐衝撃性 | IP68,69 |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証・顔認証 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
イヤホンジャック | なし |
SDカード | – |
カラーバリエーション | 火星、星迹钛、光域白 |
性能
SoCはSnapdragon 8 Eliteを搭載しております。
SoCとは?
スマホを快適に使えるかどうかはSoCの性能が握っていると言っても過言ではありません。
SoCとはSystem on Chip(システムオンチップ)の略称でスマホの動作に必要なCPUやGPU,通信モデムなどスマホの動作に必要なものが含まれているチップのことです。
SoCの性能が低いと動作がカクついたり,読み込みにとても時間がかかるようになったりします。
SoCの見方は様々ありますが、型番を確認して調べて選ぶことをおすすめします。
SoCについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
AnTuTuスコアは以下のようになりました。約270万点と現状最高レベルのスペックとなっています。今回はRAMが12GBのもので計測したので、メモリ容量が大きいモデルであれば300万点も夢ではないかと思われます。
過去Antutuを計測したスマホと比較するとこのようになります。
X200 Pro mini(Dimensity 9400) | 約230万点 |
Xiaomi 14 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3) | 約200万点 |
iQOO Neo9S Pro+(Snapdragon 8 Gen 3) | 約200万点 |
やはり、最新のハイエンドSoCを搭載していることもあり、現状最高レベルのスペックとなっていますので、普段使いはもちろん、重いゲームでも問題なく快適に遊ぶことができます。
バッテリー持ち、充電速度
バッテリー容量は6,500mAhとなっています。
youtubeを2時間視聴した際のバッテリーの減りを検証しました。
(設定は、120Hz駆動の設定にして、画面の明るさは大体真ん中くらいの室内で問題なく動画を視聴できるくらいの明るさ、最高画質(4K)に設定しました。)
youtubeを2時間視聴 | バッテリー残量 |
realme GT7 Pro | 100%→93%(-7%) |
他の参考スマホ | |
Redmi 14C(5,160mAh) | 100%→73%(-27%) |
vivo X200 Pro mini(5.700mAh) | 100%→91%(-9%) |
他の参考スマホ(標準画質での計測) | |
Xiaomi 14 Ultra(5,000mAh) | 29%→19%(-10%) |
iQOO Neo9S Pro+(5,500mAh) | 63%→56%(-7%) |
計測結果からも、realme GT7 Proのバッテリー持ちはかなり良いものであるということがわかると思います。
実際に使用した感じもバッテリー持ちはかなり良好な感じでした。
バッテリー残量0%から100%になるまでは下記の通りの時間がかかりました。
バッテリー残量 | 時間 |
0%→100% | 約39分 |
0%→50% | 約14分 |
0%→80% | 約26分 |
付属の専用の充電器での充電が必要となりますが、バッテリー容量を考えればかなり高速充電で充電ができていると思います。
カメラ性能
realme GT7 Proのカメラ構成は以下のようになっています。
- 50MP メインカメラ,IMX906,OIS,F値1.8
- 超広角カメラ,F値2.2
- 50MP 望遠カメラ,IMX882,OIS,F値2.65
普段の撮影
メインカメラでの撮影では実際の景色よりもやや薄めな色味で明るく、解像度がそれなりに高い感じで撮影することができました。
超広角カメラでの撮影は、今回の撮影ではやや解像感が足りない印象でした。
望遠・マクロ撮影
望遠カメラは最大120倍のデジタルズームでズームすることができるのでより遠くのものも撮影することができます。
夜景撮影
作例を撮った総合的な感想としては、超広角カメラは光量の少ない夜景撮影はやや得意ではなさそうですが、昼間の写真は問題なく高いのカメラ性能だと思いました。
望遠性能も割と高めなので、強いこだわりがなければおおよそ満足できる撮影が行えると思います。
動画撮影は4K 60fps、8K 24fpsで撮影することができます。
ディスプレイ
realme GT7 Proのディスプレイは、ディスプレイの4辺ががややカーブしているものになります。 ややベゼルが太めだと思います。
これはエッジディスプレイほどカーブがきつくないのであまり滲みが気にならず、フラットディスプレイのようにディスプレイ端でスワイプをしても指に引っかからないので個人的には好みなディスプレイ形状です。
ディスプレイの解像度は3168×1440となっており、スマホのディスプレイ解像感としては、結構高い解像度なので、綺麗な画面となっています。
リフレッシュレートは最大120Hzのリフレッシュレートに対応しています。ぬるぬると動いてくれるので、普段使いでの操作感は良いものになります。
画面輝度は6,000nitsとなっており、屋外でもしっかり視認することができます。
オーディオ
オーディオはステレオスピーカーに対応しています。ですが、音質がやや悪くこもった感じがしてしまっていると感じました。
動画を見る程度であれば気にならないかもしれません
生体認証
生体認証は、超音波式の画面内指紋認証と顔認証に対応しています。超音波指紋認証に対応しているため、高速に認証をすることができます。
指紋認証の搭載位置も画面中央寄りとなっているので、片手で認証しやすいところもいいと思います。
また、顔認証にも対応しているので、指紋認証ができないときに認証してくれるので使いやすいです。
良かった点・気になった点、悪かった点
実際に使ってみて気づいた良かった点に気になった点、悪かった点をまとめたいと思います。
良かった点
- 比較的低価格ながら現状最高レベルのスペック
- 本体の質感がとても高い
- バッテリー持ちがかなり良い
- 望遠性能が思いのほか高い
- 超音波式の指紋認証に対応
- 防水防塵性能対応(IP68,69)に対応
やはり、realme GT7 Proを使ってみて良かった点は、やはり約8万円台でここまで性能の高いスマホである点にあります。
バッテリー持ちもよく、カメラ性能もそこそこで悪くなく、超音波式の指紋認証も搭載されており認証精度はとても良いです。
また、専用アプリをiPhoneに入れればエアドロップやクイックシェアのように簡単に写真を共有することもできます。
気になった点、悪かった点
- スピーカーの音質があまり良くない
- 中国版のrealme UI 6.0は慣れればそれなりに使いやすいが、中国版のものなので癖はある(BLUがやや面倒)
- ワイヤレス充電非対応
気になった点、悪かった点は上記の通りです。価格を考えれば仕方ない点にはなりますが、個人的にはスピーカーの音質とワイヤレス充電に非対応な点がこのスマホの悪い点だと思いました。
二番目については下記で簡単にまとめます。
中国版のrealme UI 6.0は慣れればそれなりに使いやすいが、中国版のものなので癖はある(BLUがやや面倒)
今回筆者が入手したのは中国版のrealme GT7 Proとなっていますので、OSも中国版のrealme UIとなってます。
中国版はGoogleプレイストアやウォレット、銀行系のアプリはインストールさえすれば問題なく使うことができるのですが、それでもクイックシェア、Android autoなどは利用することはできないため普段使いをするためには少し不便な点もあります。
また、realme GT7 ProはBLUにてグローバル版のromを入れることもできるのですが、ブートローダをアンロックするためには月に一度訪れるブートローダをアンロックするための儀式をしなければならないのでやや面倒な仕様となっています。
レビューまとめ
realme GT7 Proの総合的な感想をまとめたいと思います。
先述した通り、この価格でここまでの性能を持っているのでメインスマホとしてもサブスマホとしてもかなり活躍してくれるスマホだと思います。
個人的には、スピーカーの音質やワイヤレス充電に対応していないことが気になりはしましたが、その他の性能はほぼ妥協がないことを考えると、価格の面もあるので仕方ない部分と割り切りましょう!
なので、その部分が気になる方は別のスマホを探しましょう。
ただし、メインスマホとして使うには海外版スマホについての知識が必要ですので、そこには注意をする必要があります。
また、メインスマホとしての運用を考えている方であれば中国版ではなく、やや割高ですがグローバル版のものを購入することをおすすめします。
総合評価 |
項目別評価 | |
スペック | |
ディスプレイ | |
カメラ | |
バッテリー | |
日常使い |
realme GT7 Proの購入先
realme GT7 Proは、主にAliExpressや京東などの海外通販サイトや、在庫があればイオシスなどの中古スマホショップで購入することができます。
realme GT7 Proがおすすめの人・そうでない人
最後に、メリットデメリットを踏まえてrealme GT7 Proがおすすめの人・そうでない人をまとめたいと思います。
- 中国版のスマホでも気にせず使える人
- 価格の安い最新ハイエンドSoCが欲しい人
- ディスプレイの大きいスマホが欲しい人
- バッテリー持ちの良いスマホが欲しい人
- ゲームのできるスマホが欲しい人
- サブスマホが欲しい人
- スマホに慣れてない人
- ワイヤレス充電が搭載されているスマホが欲しい人
- スピーカーの音質を重視する人
- 重いスマホや大きめのスマホが苦手な人
最後までお読みいただきありがとうございました。
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