iQOO Neo9S Pro+実機レビュー[約6万円で購入できる8 Gen3搭載の超コスパスマホ]
こんにちは。おるが@allwaysgad96418です。
iQOO Neo9S Pro+を実費で入手しましたので、使い勝手をレビューしていきたいと思います。
iQOO Neo9S Pro+は中国のスマホメーカーのvivoのサブブランドIQOOが販売するスマホで、価格が日本円で約6,6万円からで購入できるのにもかかわらず、ハイエンドモデルのSoCであるSnapdragon8 Gen 3、最大120Wの高速充電、144Hzに対応しているディスプレイ、超音波式の指紋認証を搭載しているとても高コスパなところが売りのスマホとなっています。
今回購入したものは中国版となっています。
- 8Gen3搭載で低価格ながら超高性能
- 144Hz対応で操作感がぬるぬるでとても良い
- 画面内指紋認証の位置と精度が良い
- 中国版のスマホなので癖がある
パッケージと外観、特徴、スペック
パッケージはこのようになっています。
付属品はケース、充電器、ケーブル、説明書関係、SIMピンになります。
本体のデザインはこのようになります。
カラーは3色展開となります。今回はBuff蓝(Buff blue)というレザー調のデザインのものを選択しました。
素材自体はプラスチックですが、背面はレザー調となっているのでそこそこ質感は高く感じました。
また、メモリ・ストレージは12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TBの組み合わせとなります。今回は12GB+256GBの組み合わせを選択しました。
本体重量は193gとなっており持った感じもサイズ感を考えると軽く感じました。また、スマホ本体も結構薄めなので比較的持ちやすい印象でした。
スペック表
性能(抜粋) | iQOO Neo9S Pro+ |
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 |
OS | OriginOS 4 |
ディスプレイ | 6.78インチ, 有機ELディスプレイ |
解像度 | 2800×1260 |
ppi | 452 |
リフレッシュレート | 144Hz |
タッチサンプリングレート | – |
ストレージ | RAM:12 / 16GB (LPDDR5X,LPDDR5T) ROM:256 / 512GB / 1TB (UFS 4.0) |
カメラ | アウトカメラ 50MP メインカメラ,IMX921,OIS,F値1.88 50MP 超広角カメラ,F値2.0 デュアルカメラ 前面カメラ 16MP,F値2.45 |
バッテリー容量 | 5,500mAh |
充電 | 有線最大120W |
重量 | 198g(Buff蓝:193g) |
サイズ | 163.58mm×75.68mm×7.99mm(Buff蓝:8.34mm) |
通信 | 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be |
4Gバンド FDD-LTE | B1/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28A |
4Gバンド TD-LTE | B34/B38/B39/B40/B41 |
5Gバンド | n1/n3/n5/n8/n28A/n38/n40/n41/n78/n77 |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
防水防塵 | – |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証・顔認証 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
イヤホンジャック | なし |
カラーバリエーション | Buff蓝、星曜白、 格斗黑 |
性能
SoCはSnapdragon 8 Gen 3を搭載しております。AnTuTuスコアは以下のようになりました。
最新のハイエンドSoCを搭載しているので、とても高い性能を発揮することができます。
ゲームはゲームモードを使用して原神、音ゲー、ポケGOを軽くプレイしてみました。
原神は60Hzの最高設定でプレイしました。戦闘画面はFPSが安定していてカクついた感じはありませんでした。
音ゲーでは素人目ではノーツの反応の遅延もなく最高設定でも安定して120Hzを維持することができました。
ポケGOもサクサク遊ぶことができました。
バッテリー持ち、充電速度
バッテリー容量は5,500mAhとなっています。
youtubeを2時間視聴した際のバッテリーの減りを検証しました。
(設定は、画面の明るさは大体真ん中くらいの室内で問題なく動画を視聴できるくらいの明るさ、標準画質に設定しました。)
youtubeを2時間視聴 | バッテリー残量 |
iQOO Neo9S Pro+ | 63%→56%(-7%) |
他の参考スマホ | |
Nothing Phone (2a)(5,000mAh) | 54%→42%(-12%) |
Xiaomi 14 Ultra(5,000mAh) | 29%→19%(-10%) |
Xiaomi 13T(5,000mAh) | 89%→76%(-13%) |
バッテリ容量も相まってバッテリー持ちはかなり良いと思いました。
また、充電速度は最大120W対応となっています。
バッテリー残量20%から100%になるまでは下記の通りの時間がかかりました。
バッテリー残量 | 時間 |
20%→100% | 約41分 |
20%→50% | 約12分 |
20%→80% | 約30分 |
専用の充電器が必要となりますが、それなりに高速充電できるところが良いと思います。
ですが、残念ながら国内では最大の120W充電を維持し続けて充電することが難しいようなので、他の120Wで充電できるスマホよりも遅いところがやや残念な点になります。
カメラ性能
カメラ構成は以下のようになっています。
- 50MP メインカメラ,IMX921,OIS,F値1.88
- 50MP 超広角カメラ,F値2.0
何枚か作例を撮影してきましたので、載せたいと思います。
広角撮影
ズーム撮影
ポートレート撮影
夜景撮影
総評としてはズーム用の望遠性能はあまり強くありませんが、メインカメラでの撮影は処理も相まって夜景もそれなりに綺麗な写真が撮れていると思います。
ディスプレイ
6.78のディスプレイは有機ELのフラットディスプレイになります。
ディスプレイの解像度は2800×1260となっており、ディスプレイ解像感としては、それなりに高い解像度なので、綺麗な画面となっています。
リフレッシュレートは144Hzのリフレッシュレートに対応しています。ぬるぬると動いてくれるので、普段使いでの操作感はかなり良いものになります。
画面輝度は1400nitsとなっており、屋外でもしっかり視認することができます。
オーディオ
オーディオはステレオスピーカーに対応しており嬉しい点になります。スピーカーの音質は可もなく不可もなくといった感じでした。
生体認証
超音波式の画面内指紋認証に顔認証に対応しています。指紋認証は超音波式で、精度よく高速に認証をすることができます。
また、顔認証も対応しているので、指紋認証ができないときに認証してくれるので使いやすいです。
中国版スマホなので
iQOO Neo9S Pro+は中国版のスマホとなりますので、Googleプレイ含むGoogle系のアプリを一通りを自分で導入しないと使い物になりません。
また、日本語を設定してもたまに中国語が残っているので、慣れていないと少し戸惑ってしまうかもしれません。
良かった点・悪かった点、気になった点
- 8Gen3搭載で低価格ながら超高性能
- 144Hz対応で操作感がぬるぬるでとても良い
- 画面内指紋認証の位置と精度が良い
- 中国版のスマホなので癖がある
いくつか詳しく紹介したいと思います。
良かった点
画面内指紋認証の位置と精度が良い
通常、安価なスマホは画面内指紋認証を搭載していても光学式のものであったり、指紋認証をする位置が下の方にあって少し使いにくいことがあります。
ですが、このスマホは超音波式の指紋認証でかつ認証をする位置が画面中央寄りの位置となるので通常よく使われてる光学式のものよりも精度が高く、指紋認証の位置も自然と指をあてやすい位置にあるのでとても使いやすいです。
悪かった点、気になった点
中国版のスマホなので癖がある
記事公開時点ではiQOO Neo9S Pro+のグローバル版のものはないので、欲しい方は必然的に中国版を購入する必要があります。
先述した通り、iQOOの中国版はGoogleプレイストアやウォレット、銀行系のアプリはインストールさえすれば問題なく使うことができるのですが、それでもニアバイシェアやAndroid autoなどを利用することはできないため普段使いをするためには少し不便な点もあります。
レビューまとめ
総合的な感想としては最新のハイエンドSoCを搭載していながら、約6万円で購入することができるので、コスパの高いスマホになると思います。
メインのスマホとしてだけでなく、ゲーム用のサブスマホとしてもおすすめできるスマホとなります。
ただし、中国版のスマホになりますので、多少癖があるスマホが苦手な方には覚悟が必要なスマホとなりますので、購入する際は注意してください。
総合評価 |
項目別評価 | |
スペック | |
ディスプレイ | |
カメラ | |
バッテリー持ち | |
日常使い |
iQOO Neo9S Pro+の購入先
iQOO Neo9S Pro+は海外版のスマホとなるので、それを取り扱っているショップで購入することができます。
AliExpressや京東、ETORENなどでの購入がおすすめです。
または、在庫があれば国内の中古スマホショップでも取り扱っている事がありますので、欲しい方は普段からチェックするようにしましょう。
iQOO Neo9S Pro+がおすすめの人・そうでない人
最後にメリットデメリットを踏まえてiQOO Neo9S Pro+がおすすめの人・そうでない人をまとめたいと思います。
- ゲーム用のサブ機を探している人
- 8Gen3搭載の安いスマホを探している人
- OriginOSのスマホを使ってみたい人
- 中国版のスマホが苦手な人
- スマホの設定を面倒に感じる人
- 国内のスマホに安定感を感じている人
最後までお読みいただきありがとうございました。
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