[中華スマホ]Snapdragon 8s Gen 3を搭載している比較的価格の安い海外版スマホを紹介
こんにちは。おるが@allwaysgad96418です。
国内版のスマホにはありませんが、海外のスマホのSnapdragon 8s Gen 3を搭載しているスマホは高性能ながらコスパの高いスマホがたくさんあります。
そこで今回はSnapdragon 8s Gen 3を搭載している比較的価格の安い海外版スマホを紹介したいと思います。
Snapdragon 8s Gen 3について
Snapdragon 8s Gen 3は、Snapdragon 8 Gen 3の廉価版という位置付けのSoCで、TSMCの4nmプロセスで製造されたハイスペックなCPUとGPUなどを搭載しているSoCになります。
CPUにはQualcomm Kryoが搭載されています。最大3GHzのCortex-X4を始め4つのパフォーマンス用コアに3つの効率用コアと異なるコアが組み合わされており,それぞれのコアが最適化されています。GPUはAdrenoが搭載されています。
Snapdragon 8s Gen 3は、Snapdragon 8 Gen 3よりもパフォーマンスコアが1つ少なくなっており、クロック周波数もやや低く設定されています。
ですが、GPU、NPU性能はほぼ同等と公表されており、CPUも十分高性能なものとなっています。
海外版スマホについて
スマホは国内で販売されているものも多くありますが,当然ですが海外でもスマホは販売されています。
その関係もあってスマホは基本的に販売されている国や地域によって仕様を変えて販売しています。日本で販売されていないスマホ全般のことを海外版スマホと言います。
そのうち,日本で販売されていない広い地域での使用を想定されたスマホ全般を主にグローバル版のスマホといいます。
そのほかによく見る海外のスマホとして日本版のようにその国内や地域が絞られているなかでの使用を想定された仕様のスマホに大陸(中国)版,インド版などがあります。
Snapdragon 8s Gen 3搭載スマホ
iQOO Z9 Turbo
- Snapdragon 8s Gen 3搭載で高性能
- 6,000mAhバッテリー搭載
- 発表時の価格は12GB+256GBで1999元(約4.3万円)~
中国のスマホメーカーVivoのサブブランドであるiQOOは中国向けにiQOOシリーズのiQOO Z9 Turboをリリースしています。
6.78インチの有機EL,リフレッシュレート最大144Hzのディスプレイを搭載しディスプレイ性能も高いスマホになります。本体重量は約194gとなります。
カメラ構成は、50MP OIS LYT-600メインカメラ+8MP超広角カメラのデュアルカメラを搭載しております。
画面内指紋認証,顔認証に対応しております。バッテリ容量は6,000mAhで充電は最大80Wの高速な速さの充電速度となっております。
OSはAndroid 14ベースのOriginOS 4が搭載されています。
発売時の価格は1999元(約4.3万円)となっており,中国版のみの販売となりますがコスパの高いハイエンドスマホを探しているスマホ上級者の方におすすめのスマホになります。
スペック表
性能(抜粋) | iQOO Z9 Turbo |
SoC | Snapdragon 8s gen3 |
OS | OriginOS 4(Android 14) |
ディスプレイ | 6.78インチ, 有機ELディスプレイ |
解像度 | 2800×1260 |
ppi | – |
リフレッシュレート | 144Hz |
タッチサンプリングレート | ゲーム時最大2,000Hz |
ストレージ | RAM:12 / 16GB (LPDDR5X) ROM:256 / 512GB (UFS 4.0) |
カメラ | アウトカメラ 50MP メインカメラ,LYT-600,OIS,F値1.79 8MP 超広角カメラ,F値2.2 デュアルカメラ 前面カメラ 16MP,F値2.45 |
バッテリー容量 | 6,000mAh |
充電 | 有線最大80W |
重量 | 194.9g |
サイズ | 163.72mm×75.88mm×7.98mm |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
4Gバンド FDD-LTE | B1/B3/B5/B8/B28A |
4Gバンド TD-LTE | B34/B38/B39/B40/B41 |
5Gバンド | n1/n5/n8/n28A/n41/n77/n78 |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
防水防塵 | IP64 |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証・顔認証 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
イヤホンジャック | なし |
SDカード | 非対応 |
カラーバリエーション | 山野青、星芒白、 曜夜黑 |
realme GT 6
- Snapdragon 8s Gen 3搭載で高性能
- 6,000mAhバッテリー搭載、最大120W充電
- 発表時の価格は12GB+256GBで₹40,999(約7.8万円)~
中国のスマホメーカーrealmeはグローバル向けにrealme GT 6リリースしています。
6.78インチの有機EL,リフレッシュレート最大120Hz、最大輝度6000nitのディスプレイを搭載しディスプレイ性能も高いスマホになります。本体重量は約191gとなります。
カメラは約5,000万画素のメインカメラ,約800万画素の超広角カメラ,約5,000万画素の望遠カメラのトリプルカメラを搭載しています。
画面内指紋認証,顔認証に対応しています。またIP65の防水防塵対応しております。バッテリ容量は5,500mAhで充電は最大120Wの高速な速さの充電速度となっております。
OSはAndroid14ベースのrealme UI 5.0が搭載されています。
発売時の価格は8GB+256GBで₹40,999(約7.8万円)~性能をかんがえると比較的安価に購入できるため、コスパ高めの中華スマホを探している方におすすめのスマホになります。
スペック表
性能(抜粋) | realme GT 6 |
SoC | Snapdragon 8s gen3 |
OS | realme UI 5.0(Android 14) |
ディスプレイ | 6.78インチ, 有機ELディスプレイ |
解像度 | 2780×1264 |
ppi | – |
リフレッシュレート | 1-120Hz LTPO |
タッチサンプリングレート | 瞬間最大2500Hz |
ストレージ | RAM:12 / 16GB (LPDDR5X) ROM:256 / 512GB (UFS 4.0) |
カメラ | アウトカメラ 50MP メインカメラ,LYT-808,OIS,F値1.69 8MP 超広角カメラ,IMX355,F値2.2 50MP 望遠カメラ,Samsung S5KJN5,F値2.0 (光学2倍) トリプルカメラ 前面カメラ 32MP,IMX615,パンチホール,F値2.45 |
バッテリー容量 | 5,500mAh |
充電 | 有線最大120W |
重量 | 199g |
サイズ | 162mm×75.1mm×8.65mm |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
4Gバンド FDD-LTE | B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B66 |
4Gバンド TD-LTE | B38/B39/B40/B41 |
5Gバンド | n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78 |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
防水防塵 | IP65 |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証・顔認証 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
イヤホンジャック | なし |
SDカード | 非対応 |
カラーバリエーション | Fluid Silver、Razor Green |
Xiaomi Civi 4 Pro (Xiaomi 14 CiVi)
- Snapdragon 8s Gen 3搭載で高性能
- Leica監修トリプルカメラ搭載
- 発表時の価格は12GB+256GBで2999元(約6.2万円)~
中国のスマホメーカーXiaomiは中国向けにXiaomi Civi 4 Pro(グローバル版:Xiaomi 14 CiVi)をリリースしています。
6.55インチの有機EL,リフレッシュレート最大120Hzのディスプレイを搭載しディスプレイ性能も高いスマホになります。
カメラは、Leica監修カメラで、 約5,000万画素のLight Hunter 800のメインカメラ,約1,200万画素の超広角カメラ,約5,000万画素ポートレートカメラのトリプルカメラを搭載しています。
また、インカメラはデュアルカメラ構成になっています。
画面内指紋認証,顔認証に対応していますバッテリ容量は4,700mAhで充電は最大67Wに対応しています。
OSはAndroidベースのXiaomi Hyper OSが搭載されています。発売時の価格は中国版の12GB+256GBで2999元(約6.2万円)~となっています。
スペック表
性能(抜粋) | Xiaomi CIVI 4 Pro |
SoC | Snapdragon 8s gen3 |
OS | Xiaomi Hyper OS |
ディスプレイ | 6.55インチ, 有機ELディスプレイ |
解像度 | 2750×1236 |
ppi | – |
リフレッシュレート | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 240Hz |
ストレージ | RAM:12 / 16GB (LPDDR5X) ROM:256 / 512GB (UFS 4.0) |
カメラ | アウトカメラ 50MP メインカメラ,光影猎人800,OIS,F値1.63 12MP 超広角カメラ,F値2.2 50MP ポートレートカメラ,F値1.98 トリプルカメラ 前面カメラ 32MP,F値2.0 32MP 超広角カメラ,F値2.4 |
バッテリー容量 | 4,700mAh |
充電 | 有線最大67W |
重量 | 柔雾粉、微风蓝、星空黑179.3g;春野绿177.6g;限量定制色180.9g |
サイズ | 157.2mm×72.77mm×7.45mm(春野绿7.75mm;限量定制色7.75mm) |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
4Gバンド FDD-LTE | B1/B3/B4/B5/B8/B18/B19/B26/B28a/B66 |
4Gバンド TD-LTE | B34/ B38/B39 /B40/B41/B42/B48 |
5Gバンド | n1/n3/n5/n8/n28a /n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78 |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
防水防塵 | – |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証・顔認証 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
イヤホンジャック | なし |
SDカード | 非対応 |
カラーバリエーション | 柔雾粉、星空黑、微风蓝、春野绿 黑与白(限量定制色)、粉色(限量定制色)、蓝色(限量定制色) |
motorola edge 50 ultra
- Snapdragon 8s Gen 3搭載で高性能
- 最大125Wの高速充電
中国のスマホメーカーmotorola はグローバル向けにmotorola edge 50 ultraをリリースしています。
6.7インチの有機EL,リフレッシュレート最大144Hz、タッチサンプリングレート最大360Hzのディスプレイを搭載しディスプレイ性能も高いスマホになります。
カメラは約5,000万画素のメインカメラ,約5,000万画素の超広角カメラ,約6,400万画素の望遠カメラのトリプルカメラを搭載しています。
画面内指紋認証,顔認証に対応しております。バッテリー容量は4,500mAhで充電は最大125Wの高速な速さの充電速度となっております。
OSはAndroidベースのAndroid 14が搭載されています。
スペック表(グローバル版)
性能(抜粋) | motorola edge 50 ultra |
SoC | Snapdragon 8s Gen 3 |
OS | Android 14 |
ディスプレイ | 6.7インチ, 有機EL |
解像度 | 2712 x 1220 |
ppi | 446 |
リフレッシュレート | 144Hz |
タッチサンプリングレート | 360Hz |
ストレージ | RAM:16GB(LPDDR5X) ROM:1TB(UFS 4.0) |
カメラ | アウトカメラ 50MP メインカメラ,F値1.6 50MP 超広角カメラ,F値2.0 64MP 望遠カメラ,F値2.4(光学ズーム3倍) トリプルカメラ 前面カメラ 50MP,F値1.9 パンチホール |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
充電 | 有線最大125W |
重量 | 約197g |
サイズ | 161.09 mm× 72.38mm× 8.59mm |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be |
4Gバンド | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/38/39/40/41/42/43/66 |
5Gバンド | n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/40/41/66/71/75/77/78 |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
防水防塵・耐衝撃性 | IP68 |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証・顔認証 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
イヤホンジャック | なし |
SDカード | – |
カラーバリエーション | フォレストグレー – ヴィーガンレザー、ノルディックウッド、ピーチファズ – ビーガンレザー |
海外版スマホの選び方
海外版のスマホ選びではスペックを確認することがとても大事になってきます。
そこでスマホのスペックで見ておきたい要素を紹介したいと思います。
SoC
RAM,ROMの容量
ディスプレイの性能
カメラ性能
バッテリー容量
対応バンド
技適マーク
防水防塵
おサイフケータイの対応
特に性能に直結するSoC,RAM・ROMの性能については最低限しっかりと確認しましょう。
特に海外版スマホの比較的安いものの中には、SoCなどの性能が著しく低いものがそれなりにあります。
それはお世辞にも良いスマホとは言えずただただ低性能で使いにくく、ストレスの溜まるスマホとなってしまいます。
ですので、価格だけでなく性能(特にSoCは)もしっかりと確認しましょう。
SoC
スマホを快適に使えるかどうかはSoCの性能が握っていると言っても過言ではありません。
SoCとはSystem on Chip(システムオンチップ)の略称でスマホの動作に必要なCPUやGPU,通信モデムなどスマホの動作に必要なものが含まれているチップのことです。
SoCの性能が低いと動作がカクついたり,読み込みにとても時間がかかるようになったりします。
SoCの見方は様々ありますが、型番を確認して調べて選ぶことをおすすめします。
SoCについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
RAM,ROMの容量
RAMとはRandom Access Memory(ランダムアクセスメモリ)の略称で一時的にデータを置いておく場所で、処理に必要な分データなどの書き込みが行われます。
ROMは、Read Only Memory(リードオンリーメモリ)の略称でスマホの用語においてはデータを保存する領域つまりストレージのことを指します。
RAMは容量が多いほど読み書きなどの性能が上がり動作が快適になります。
個人的には最低でもAndroid端末では8GB以上のものを選ぶことをおすすめします。それ以下の容量になっていくと動作に影響が出てくると思います。
またRAMにはLPDDRという規格があり新しいものであれば読み書きが速くなります。ですので、なるべく新しいLPDDRの規格に対応したスマホを選びましょう。
ROMつまりストレージの容量は使う人はかなり使うので,自分に合った容量を選びましょう。
またアプリや写真の容量はつねに増えていくので,なるべく余裕がある容量を選ぶことをおすすめします。
ROMにはUFSという規格があり新しいものであれば読み書きが速くなります。ですので、なるべく新しいUFSの規格に対応したスマホを選びましょう。
メモリ、ストレージについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
そのほかの性能
ディスプレイの性能 | 画面サイズや解像度、リフレッシュレートなどを確認しましょう。 →より詳しく知りたい方はこちら |
カメラ性能 | 画素数だけでなく、センサーや画像処理能力を総合的に判断しましょう。 →より詳しく知りたい方はこちら |
バッテリー容量 | バッテリーサイズ(~mAh)を確認しましょう。 |
対応バンド | 自分の使っているキャリアにあったバンドに対応しているか確認しましょう。 →より詳しく知りたい方はこちら |
技適マーク | 技適マークの有無を確認しましょう。 |
防水防塵 | 防水防塵性能の規格(IP~)を確認しましょう。 →より詳しく知りたい方はこちら |
おサイフケータイ・NFC対応 | NFC決済・おサイフケータイに対応しているか確認しましょう。(海外版は基本的におサイフケータイ×) →海外版でのスマホ決済をより詳しく知りたい方はこちら |
まとめ
これを参考により良いSnapdragon 8s Gen 3搭載スマホを購入しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント